💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

日米、牛肉セーフガード基準見直しで合意 TPP枠内なら発動せず

発行済 2022-03-24 18:15
更新済 2022-03-25 10:19
© Reuters.  3月24日、日米両政府は、米国産牛肉の緊急輸入制限(セーフガード)の発動基準を見直すことで合意したと発表した。写真はニューヨークで2016年11月撮影(2022年 ロイ

[ワシントン/東京 24日 ロイター] - 日米両政府は24日、米国産牛肉の緊急輸入制限(セーフガード)の発動基準を見直すことで合意したと発表した。米国からの牛肉輸入量が、日米貿易協定で定めるセーフガード発動基準に達しても、米国と環太平洋連携協定(TPP)参加国の合計輸入量がTPP向け発動基準を超えなければ、発動しないこととする。

米政府高官によると、条文がまとまり、両国が残りの手続きを完了させれば発効するという。

日本が米国に対しセーフガードを発動する条件が新たに加わることで、米国側はこれを歓迎している。米通商代表部(USTR)のタイ代表は声明で「この合意は、両国にとって大きな勝利であり、米国の農業・酪農従事者は、拡大する日本の高品質な米国産牛肉に対する需要を満たし続けることができる」と述べた。

ビルサック米農務長官は、日本への牛肉輸出が市場原理に基づいてより大きく成長することが可能になると述べた。

日本への米国産牛肉輸出は、2021年に総額約24億ドルに達した。

日本は21年3月に、米国産牛肉の輸入が基準量を超えたため、一定期間高関税をかけるセーフガードを発動した。その後、制度の見直しをめぐり両国が協議を続けてきた。

日本の農林水産省関係者はロイターに対し、今回のメカニズムは米国が交渉から抜ける前にTPPにあった仕組みだと説明。新しい合意が米国をTPPに復帰させる道筋になるとの認識を示した。

© Reuters.  3月24日、日米両政府は、米国産牛肉の緊急輸入制限(セーフガード)の発動基準を見直すことで合意したと発表した。写真はニューヨークで2016年11月撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

エマニュエル駐日米大使は声明で、今回の合意は日本の消費者にとっても勝利だと指摘した。

日本政府当局者は24日夜のブリーフィングで、交渉は大きな相違点から始まったが、双方が良いコンセンサスを見いだしたと述べた。

*システムの都合で再送します。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます