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リビア主要油田の操業停止、暫定政府への抗議活動で

発行済 2022-04-18 14:57
更新済 2022-04-18 15:00

[ベンガジ 17日 ロイター] - リビアで17日、エルフィール油田の操業が停止されたほか、ズウェイティーナの石油輸出ターミナルでも出荷が停止された。暫定統一政府のドベイバ首相の退陣を求めるデモ隊が施設を占拠したことが背景。

リビア国営石油会社(NOC)は、ある集団が前日にエルフィールの施設に侵入し、従業員の作業を妨げていると明らかにした。この集団について特定はしなかった。

これにより、操業停止前に日量平均121万バレルだった同国の産油量は日量7万バレル減ることになる。

© Reuters.  4月17日、リビアで、エルフィール油田の操業が停止されたほか、ズウェイティーナの石油輸出ターミナルでも出荷が停止された。暫定統一政府のドベイバ首相(写真)の退陣を求めるデモ隊が施設を占拠したことが背景。写真はリビアのトリポリで昨年11月撮影(2022年 ロイター/Hazem Ahmed)

また、ズウェイティーナの港湾施設関係者がロイターに語ったところによると、17日午前に港に立ち入ったデモ隊が原油100万バレルの積み出しを妨害しているという。

同地のデモ隊はソーシャルメディアに投稿された動画で、ドベイバ首相が退陣するまで妨害を続けると表明した。

デモ隊はNOCが暫定政府に石油収入を移譲したことにも反発し、同社トップのムスタファ・サナラ氏の解任も要求している。

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