[ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のカドリ・シムソン委員(エネルギー担当)は23日、冬を迎える前にEUは天然ガスの共同購入を開始すると明らかにした。
ロシアへのエネルギー依存度を減らし、一段の供給ショックに備える狙いがある。
ロイターのインタビューで、EUは今年中にガスの共同供給を開始する方針と表明した。各国の需要をまとめインフラの使用を調整するために先月発足したEUのプラットフォームを活用すると述べた。
EUが協調して行動することにより、各国単独では得られないガス供給を確保できると指摘した。
米国が今年、欧州に150億立方メートルの液化天然ガス(LNG)を追加供給するという3月の取り決めに言及。「国際市場で今年得られるガスの量は限られる。政治的な決断によって、初めて市場に出てくる分もある」と述べた。