[ロンドン 24日 ロイター] - モスクワ市の裁判所は24日、服役中の反政府活動家ナワリヌイ氏に詐欺などの罪で新たに禁錮9年と罰金を言い渡した今年3月の地区裁判所判決を支持する決定をした。
判決を不服として同氏側が上訴していた。
ナワリヌイ氏は刑務所からオンラインで審理に参加。その際、プーチン大統領を激しく批判し、ロシアのウクライナへの侵攻を「1人の狂った人物が始めた愚かな戦争」と糾弾した。プーチン氏を「狂った泥棒」とも表現。判事に幾度も遮られながら、「この戦争はうその上に築き上げられている」とも述べた、
ロシアでは現在、軍やウクライナでの「特殊軍事作戦」を批判すると刑事罰に問われることになっており、公の場を利用してまれな異論表明をした形になった。