[大邱(韓国) 25日 ロイター] - 豪独立系ガス生産会社ウッドサイド・エナジー・グループのメグ・オニール最高経営責任者(CEO)は、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁の影響で今後数年間は液化天然ガス(LNG)の価格が高止まりするとの見方を示した。
同CEOは「ウクライナ侵攻を受けて各国はロシアの炭化水素から離れようとしており、それはオーストラリアのような地域のLNG需要が増加することを意味している」と述べ、「世界のガス需給バランスの調整が進む中、来年あるいは今後数年、ガス価格は高止まりする」との見通しを示した。
過去5年間の投資不足により世界のLNG市場はウクライナ侵攻までからすでに逼迫していたと指摘した。
「昨年われわれはスカボロプロジェクトへの投資を決定したが、2026年まで市場に出回らないため逼迫した状況が続く」と語った。