[ベルリン 31日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は、独シュピーゲル誌に対し、欧州は今夏に燃料不足に陥る可能性があるとの見方を示した。
ビロル氏は「欧州と米国で主要なホリデーシーズンが始まると燃料需要が高まり、不足が生じる可能性がある。例えばディーゼル、ガソリン、灯油の不足が見込まれ、特に欧州で深刻な事態になる」とした。
現在のエネルギー危機は1970年代のオイルショックよりも「はるかに深刻」で、より長期にわたって続くとも指摘。「当時は石油だけの問題だったが、現在は石油危機、ガス危機、電力危機が同時に起きている」と述べた。