[ハノイ 1日 ロイター] - ベトナムは1日、アフリカ豚熱のワクチン開発に成功したと発表した。商業利用に向けた最初の生産・輸出国になることを目指す。
農業省のフン・ドゥック・ティエン次官は声明で「獣医業界の画期的な出来事だ」と指摘。「免疫効果が6カ月持続するため、ワクチンは世界の養豚業を保護する手段になるだろう」と述べた。
ベトナムは2019年11月から米国の専門家と共同でワクチンの開発を進めてきた。これまでに5回の臨床試験が行われている。
同次官によると、米農務省傘下の研究機関がワクチンの安全性と有効性を確認した。
次官は「この成功は大きな期待をもたらす。ベトナムで生産されたアフリカ豚熱ワクチンを輸出する余地は大きい」と述べた。輸出時期や生産能力には言及しなかった。