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フィンランド、初の浮体式LNG基地 脱ロシアでエネルギー安保強化

発行済 2022-06-10 14:04
更新済 2022-06-10 14:10
© Reuters.  6月9日、フィンランドの電力大手フォータムと国営ガス供給網会社ガスグリッドは、同国初となる浮体式の液化天然ガス(LNG)受け入れ基地の設置に関する協定を締結した。写真は

[コペンハーゲン 9日 ロイター] - フィンランドの電力大手フォータムと国営ガス供給網会社ガスグリッドは9日、同国初となる浮体式の液化天然ガス(LNG)受け入れ基地の設置に関する協定を締結した。バルト海のインクー港内に設け、冬場の稼働開始を目指すという。

© Reuters.  6月9日、フィンランドの電力大手フォータムと国営ガス供給網会社ガスグリッドは、同国初となる浮体式の液化天然ガス(LNG)受け入れ基地の設置に関する協定を締結した。写真はフィンランドのサーリッコ財務相。昨年6月ルクセンブルクでの代表撮影(2022年/ロイター)

設置するのは貯蔵再ガス化設備(FSRU)ターミナル。計画は4月に発表された。ロシアはフィンランドへのガス輸出を5月に停止したため、FSRUのエネルギーを確保する上で極めて重要になる。

サーリッコ財務相は声明で「ターミナル設置で、我々はロシア産ガス(への依存)から解放されるだろう」と強調した。

ターミナルで受け入れられたLNGは気化された上で供給網に送られる。フィンランドとエストニアの需要をカバーできるという。FSRUは、米エクセラレート・エナジーから借り受けるもので、リース期間は10年。

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