[ビリニュス 13日 ロイター] - リトアニアのナウセーダ大統領は13日、電力網をロシアから切り離す計画について、1年前倒しで2024年に実現する考えを表明した。
欧州連合(EU)に加盟するリトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国は、電力網がロシアとベラルーシの影響下にあり、EUが16億ユーロ(19億4000万ドル)を拠出して25年に欧州の分散型電力システムに接続する計画を進めている。
EUのシムソン欧州委員と会談したナウゼーダ氏はロシアを「侵略者」と呼び、「エネルギーを政治的操作の手段に使う機会を与えるべきではない」と述べた。欧州の電力網に早期に接続することでバルト3国およびEU全体のエネルギー安全保障が向上するとの見方を示した。