[ワシントン 14日 ロイター] - 米エネルギー省は14日、過去最大の戦略石油備蓄(SPR)放出の一環として、4500万バレルを上限に原油を追加売却すると発表した。売却は8月16日から9月30日にかけて行われる。
バイデン政権は3月末、SPRから半年間で過去最大の1日当たり100万バレルを放出すると表明。世界的な指標である北海ブレント先物は発表以降も上昇し、1バレル=120ドルを超える水準で推移している。
バイデン政権幹部は、備蓄から放出しなければ原油価格はさらに高くなる恐れがあると指摘。ただ今回の放出で備蓄は1987年以来の低水準となり、世界市場が逼迫しているとの懸念も強まっている。