[14日 ロイター] - バイデン米大統領は14日、ウクライナからの穀物輸出を支援するため、ポーランドなどのウクライナ国境地帯に一時貯蔵施設を建設すると明らかにした。
労働組合の大会で「ウクライナに滞留している2000万トンの穀物を市場に出し食料価格の抑制につなげるため、欧州のパートナーと緊密に連携している」と述べた。また「黒海経由では(船が)爆破されるため運べない」とした。
ロシアのウクライナ侵攻後、両国は黒海で機雷を敷設している。
バイデン氏は、ウクライナから鉄道で穀物を運び出す計画に取り組んでいるが、レール幅が欧州と異なるため国境で積み替えが必要だと指摘。このためポーランドなどで国境沿いに一時的なサイロを建設し、欧州の貨車に積み替えができるようにすると述べた。