[22日 ロイター] - 米石油サービス大手シュルンベルジェのオリビエ・ルプェッシュ最高経営責任者(CEO)は22日、世界の石油探査・生産業界の支出は幅広く加速する見通しで、生産の伸びにつながるとの見解を示した。
JPモルガンのエネルギー関連会議で「信頼できるエネルギー供給と業界への再投資は依然として強く求められており、結果的に期間と規模の両面で成長サイクルが拡大することになる」と語った。
ウクライナ侵攻を受けたロシア石油業界への制裁を背景に原油価格は数年ぶり高値に上昇しており、燃料高が消費者を直撃している。
ルプェッシュ氏はオフショア石油部門が成長をけん引するとみており、今後4年間でオフショア投資が2016─19年比50%増加するという見通しに言及した。
また、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で打撃を受けた油田サービス業界について、業績や資本に関する規律により価格設定が改善すると予想している。