[ブリュッセル 23日 ロイター] - エネルギー資源に恵まれたアフリカ各国の高官は今週、11月にエジプトで開催される国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)を機にエネルギーの権利を確保し、成長を推し進めなければならないと述べた。
エネルギー担当高官はブリュッセルで開催された「アフリカン・エネルギー・フォーラム」で、資源豊富な国々は排出懸念が化石燃料を含むエネルギープロジェクトの妨げにならないようにしなければならないと語った。
多くの国にとって、ロシアへの制裁を背景に欧州諸国が他からのエネルギー供給を確保しようとしていることは好都合となっている。
新興ガス大国であるセネガルのCheikh Niane石油担当副大臣はロイターに対し、COP26での議論から状況は変わったと指摘。「COP27では主要7カ国(G7)と全ての先進国が、エネルギー転換の中でアフリカの国々にガスを開発させることを検討すると期待している」とし、それによって各国の工業化なども促されるとの認識を示した。