[ワシントン 5日 ロイター] - 米国務省のラミン・トルイ次官補は5日、今週インドネシア・バリ島で開く20カ国・地域(G20)外相会合で食料とエネルギーの安全保障の問題が焦点になると述べた。
同次官補は記者団に対し、ブリンケン国務長官が8日のG20閣僚会合と2国間会合でエネルギー安全保障について提起すると説明した。
ウクライナとロシアから食糧や肥料を世界市場に供給する取り組みに言及し「G20諸国はロシアの責任を追及し、穀物輸送のためのシーレーン(海上交通路)再開に向けた国連の取り組みを支持すると主張すべきだ」と述べた。
また、ダニエル・クリテンブリンク国務次官補(東アジア太平洋担当)は、ブリンケン氏がG20で中国の王毅外相と会談する際、ウクライナについて「率直な」意見交換が行われるとの見方を示した。