[5日 ロイター] - 米シティ・リサーチは原油価格の見通しについて、景気後退(リセッション)シナリオでは、年末までに1バレル=65ドル、来年末までに45ドルに下落する可能性があるとの見方を示した。
この見通しは、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国でつくる「OPECプラス」による対応がないことや原油投資が減少することなどが前提だという。
ロシアの輸出については、今年から来年にかけて精油が減少する可能性はあるが、堅調に推移するとした。
世界的な原油需要の低迷が続けば在庫が増加し、価格は弱含みになると予想。北海ブレント価格は第3・四半期に99ドル、第4・四半期に85ドル、2022年全体では98ドル、23年は75ドルと見込んだ。
米WTIの平均価格は第3・四半期に94ドル、第4・四半期は81ドルとし、22年は95ドル、23年に72ドルと予想した。