[アブジャ 6日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)のバーキンド事務局長(63)が5日、死去した。ナイジェリア国営石油会社(NNPC)のクヤリ最高経営責任者(CEO)が6日、ツイッターで明らかにした。
クヤリ氏はバーキンド事務局長が5日午後11時ごろに亡くなったとし、「家族、NNPC、ナイジェリア、OPEC、世界のエネルギー業界にとって大きな損失だ」と述べた。
6年間務めたOPEC事務局長を今月末に退任する予定だったバーキンド氏は、ナイジェリアのブハリ大統領と会談し、同国首都アブジャで開催されたエネルギーサミットでメインスピーチを行った数時間後に死去したという。
同氏は、石油・ガス産業は長年にわたる投資不足の打撃を受けて「包囲網にさらされて」おり、イランとベネズエラからの追加供給が認められれば供給不足が緩和される可能性があるとの見解を示していた。