22日のニューヨーク株式市場は、アジアの株式市場が強含みに推移したことで堅調推移が予想されるものの、テキサス・インスツルメンツやフェイスブックなどの決算、原油価格の動向次第では上げ渋る展開か。
21日のNY市場はまちまち。
医薬品・バイオテクノロジーセクターでの買収提案が好感され、買いが先行した後は、昨日の中国人民銀行による預金準備率引き下げを受けた大幅上昇から利益確定の売りが優勢となったほか、原油相場の下落によって上げ幅を縮小した。
ダウ平均は85.34ドル安の17949.59、ナスダックは19.50ポイント高の5014.10。
グローベックスの米株先物はNYダウで80ドル安程度を織り込んでいる状況であり、利食い先行の展開になる可能性がある。
NYダウは25日線レベルでの踏ん張りをみせていることもあり、これを割り込んでくるようだと、利益確定に流れにも。
また、原油先物相場が足元でリバウンドをみせてきているが、26週線に上値を抑えられており、これを明確にクリアできないと、エネルギー株の不安定な流れにつながる可能性がある。
一方で、上海指数、ハンセン指数、日経平均が本日も強い値動きだったことで、アジ ア株の上昇支援材料になることも考えられる。
経済指標ではMBA住宅ローン申請指数(先週)、FHFA住宅価格指数(2月)、中古住宅販売件数(3月)など住宅関連の指標発表が予定されている。
決算ではボーイング、コカコーラ、マクドナルド、AT&T、テキサス・インスツルメンツ、フェイスブックなどが予定されており、テキサス・インスツルメンツ、フェイスブック辺りの関心が高そうである。