[東京 20日 ロイター] - 日本証券金融は20日、株主から監査委員会宛に送付された「責任追及の訴え提起請求書」を前日に受領したと発表した。
同提訴請求書では、有価証券売却益の会計処理に誤りがあると指摘し、算定された業績連動報酬などは過大だとして、報酬を受領した各執行役に対して監査委員会が不当利得の返還を求める訴えを提起するよう請求しているという。
日本証券金融は、同提訴請求書の内容について対応を検討し、責任追及の訴えを提起するか否か決定したら、速やかに公表するとしている。
旧村上ファンド出身の丸木強氏が設立したストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)は19日、投資先の日本証券金融8511.Tに対し、不適切な会計処理があるなどとして提訴請求を行ったと発表した。不適切会計により生じた執行役への報酬の過払い分の返還も求めている。