(英文の訂正により見出しと1段落目の「LNGプラント」を「ガス輸送管」に訂正します)
[シンガポール 12日 ロイター] - マレーシア国営石油会社ペトロナスの幹部は12日、「不可抗力(フォースマジュール)」を宣言している液化天然ガス(LNG)輸送管(訂正)について、2024年第1・四半期までの再開を目指していると明らかにした。
ペトロナスのLNGマーケティング・トレーディング担当バイスプレジデント、シャムサイリ・イブラヒム氏は、地元当局の承認が施設再稼働の条件だと述べた。
ペトロナスは昨年10月、サバ・サラワク・ガスパイプラインで地すべりによる漏えいが発生したため、LNGの製造と販売を手掛ける傘下のマレーシアLNG(MLNG)ドゥアへの供給について、不可抗力を宣言した。
シャムサイリ氏はロイターとのインタビューで、日本の顧客との長期契約を延長したいとの意向を改めて表明し、協議を行っていることを明らかにした。
ボルネオ島のビントゥルからだけでなく、カナダのブリティッシュコロンビア州キティマトから日本へのLNG供給を増やしたいと述べた。