[北京 8日 ロイター] - 中国税関総署が8日発表した7月の貿易統計に基づくロイターの算出によると、ロシアからの輸入が前年同月比8%減の92億ドルとなり、2021年2月以来のマイナスとなった。
前月は15.7%増加していた。中国はロシアから割安な原油や石炭、金属などを輸入している。
同月の全体の輸入は12.4%減と、内需の弱さを反映し、アナリスト予想の5%減よりも大きく落ち込んだ。
ロシア向け輸出は52%増の102億8000万ドルで、伸び率は前月の90.9%から大幅に鈍化した。
他の地域向けの輸出が弱かったのと比べると堅調を維持した格好だが、輸出全体にロシア向けが占める割合は1─7月で3%と小さい。
7月のロシアとの貿易額は194億9000万ドルと、6月の208億3000万ドルから減少。6月はロシアがウクライナに侵攻した22年2月以降で最高水準だった。