[キーウ 14日 ロイター] - ウクライナ外務省は14日、ロシア政府が前日、黒海を航行中の貨物船に威嚇射撃を行ったと発表したことについて、ロシアの「挑発」行為を非難するとし、国際社会に断固とした対応を求めた。
同省は声明で「ロシア連邦の挑発的な行動を強く非難する」と表明。今回の事件は重大な国際法違反であり「黒海における商業船舶の航行の自由と安全を危険にさらすロシアの意図的な政策を例証するものだ」と述べた。
その上で「黒海を航行する船舶の平和的な通航を妨げるロシア連邦の行動を阻止するため、国際社会に断固とした行動を取るよう求める」と訴えた。具体的にどのような行動を念頭に置いているかは明らかにしなかった。
ウクライナのクブラコフ副首相は13日遅く、今回の事件への「断固とした対応」を国際海事機関(IMO)に要請。ロシアの妨害のリスクを最小限に抑えるため、船舶に航路を調整するよう呼びかけた。