[キーウ 16日 ロイター] - ウクライナ南部オデーサ州のキペル知事は16日、夜間のロシアによるドローン(無人機)攻撃でドナウ川の港の一つの穀物備蓄施設などが損傷したと明らかにした。
キペル知事は「昨夜、ロシアのテロリストがオデーサ州を2度にわたり攻撃した。主要目標は南部の港と穀物インフラだ」とメッセージアプリで述べた。
大統領府は、人的被害は出ていないと発表した。
当局者は、攻撃を受けた港が稼働しているかは明らかにしていない。
ウクライナ空軍は、南部オデーサやミコライウに向けてロシアが飛ばしたドローン13機を破壊したと明らかにした。ロシアがいくつ飛ばしたかは不明。
ロシアが、黒海を経由してウクライナ産穀物を輸出する国連仲介の合意から離脱したことを受け、ドナウ川が主要な輸送経路となっている。ロシアは今月、ドナウ川のイズマイル港を攻撃している。