[16日 ロイター] - 共同石油統計イニシアチブ(JODI)が16日発表したデータによると、6月のサウジアラビアの原油輸出量は前月比約1.8%減の日量680万バレルで、2021年9月以来の低水準となった。減少は3カ月連続。アジアの大口購入先がより安価なロシア産原油の購入にシフトした。
原油生産は横ばいの日量996万バレル、在庫は145万バレル増の1億4969万バレルだった。
国内製油所の処理量は日量2万8000バレル減の256万バレル。一方、石油製品の輸出は2万6000バレル減の135万バレルとなった。
サウジなど石油輸出国機構(OPEC)加盟国は、月間の輸出量をJODIに報告し、JODIがデータを公表している。
サウジは3日、現在行っている日量100万バレルの自主減産を9月まで延長する方針を明らかにした。