[シンガポール 21日 ロイター] - アジア時間の原油先物はほぼ横ばいで推移し、北海ブレント原油先物は1バレル=80ドルを上回っている。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の減産による供給逼迫懸念を、金利上昇と需要減退への懸念が相殺している。
0033GMT(日本時間午前9時33分)時点で、北海ブレントは0.08ドル安の1バレル=84.72ドル。米WTI9月限は0.03ドル高の81.28ドル。より取引が活発な10月限は0.03ドル安の80.63ドル。
両先物とも先週は約2%下落し、7週間続いた連騰が止まった。金利上昇が長期化する可能性からドル高が進む一方、中国の不動産危機が深刻化し、中国の成長鈍化と石油需要への懸念が高まった。