[東京 22日 ロイター] - 原油先物価格は22日、米在庫統計で原油とガソリン在庫の減少が予想される中、小幅上昇している。ただ、中国の景気減速懸念が根強く、上値は重い。
0101GMT(日本時間午前10時1分)時点で北海ブレント先物は0.10ドル高の1バレル=84.56ドル。米WTI先物は0.09ドル高の80.81ドル。米WTI先物9月限は0.11ドル高の80.23ドル。
米石油協会(API)は22日に週間在庫統計を公表するが、ロイター調査では、先週の米原油とガソリン在庫は減少したと予想されている。米エネルギー情報局(EIA)の原油統計の公表は23日。
今週の8月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値発表や経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)にも注目が集まっている。
中国経済の先行きに対する懸念は原油価格を圧迫。中国人民銀行(中央銀行)は21日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の1年物を10ベーシスポイント(bp)引き下げたが、市場予想よりも小幅な引き下げとなった。これを受けて原油先物は下落して引けた。