Arathy Somasekhar
[6日 ロイター] - アジア時間の原油先物価格は小幅に続伸している。サウジアラビアとロシアが自主的な供給制限を年末まで延長すると伝えられ、供給不足への懸念が高まっている。
0008GMT(日本時間午前9時8分)時点で、北海ブレント先物は0.17ドル(0.2%)高の1バレル=90.21ドル。前日は6日続伸し、昨年11月以来となる90ドル台を付けた。
米WTI先物は0.23ドル(0.3%)高の86.92ドル。前日は10カ月ぶり高値を付けた。
サウジアラビアとロシアは、現行の自主的な原油供給制限を年末まで延長することを決定。サウジは日量100万バレルの自主減産を、ロシアは日量30万バレルの原油輸出制限を2023年12月末まで3カ月間延長する。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどでつくる「OPECプラス」は、これまでに協調減産の枠組みを24年末まで延長することで合意。サウジとロシアの自主減産はこのOPECプラスの枠組みに加えて実施される。