Scott DiSavino
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約2%上昇しほぼ10カ月ぶりの高値を付けた。供給逼迫懸念に加え、世界のエネルギー需要に対する石油輸出国機構(OPEC)の楽観的な見方を受けた。
清算値は、北海ブレント先物が1.42ドル(1.6%)高の1バレル=92.06ドル。米WTI先物は1.55ドル(1.8%)高の88.84ドル。
テクニカル指標では両先物とも8日連続で買われすぎの水準にある。
OPECは12日に発表した月報で2023年の世界石油需要が前年より日量244万バレル増、24年に日量225万バレル増になるとの8月の見通しを据え置いた。高水準の政策金利やインフレの高止まりなどの逆風にもかかわらず、主要国経済が予想されていたより堅調なのが要因。