[ロンドン 3日 ロイター] - 国際ニッケル研究グループ(INSG)は3日、世界のニッケル市場の供給過剰が2023年の22万3000トンから24年には23万9000トンに拡大するとの見通しを示した。
ロンドン金属取引所(LME)のニッケル価格は年初から38%下落している。
INSGによると、世界のニッケル需要は23年の320万トンから24年には347万トンに増加する見通し。ステンレス鋼と電気自動車(EV)バッテリー向けの需要増加が背景。
一方で生産量は、インドネシアでステンレスに使うニッケル銑鉄(NPI)の増産が続くため、23年の342万トンから24年には371万トンに拡大する見通し。