Muyu Xu
[5日 ロイター] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは、主要油種アラブ・ライト原油の11月のアジア向け公式販売価格(OSP)を引き上げた。値上げは5カ月連続。
11月のアジア向け価格は、前月からバレル当たり0.40ドル引き上げ、オマーン原油とドバイ原油の平均価格より4ドル高い水準に設定した。市場予想の前月比約0.45ドルの引き上げと並ぶ水準となった。
サウジは4日、日量100万バレルの自主減産を11─12月も続けると発表している。
同社はまた、11月のアラブ・エキストラライト原油のアジア向け価格も前月から0.50ドル引き上げ、オマーン・ドバイ平均価格に3.35ドル上乗せした水準とした。スポット市場でのライトサワー油種の価格上昇を反映した。ミディアム種とヘビー種の価格は据え置いた。
11月の欧州北西部向けアラブ・ライトOSPは、米インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント価格より7.20ドル高く設定。前月からは1.50ドル引き上げた。
米国向けアラブ・ライトOSPは、アーガス・サワー・クルード指数(ASCI)に対する上乗せ額を7.45ドルに据え置いた。