[フジャイラ 10日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)のガイス事務局長は10日、アラブ首長国連邦(UAE)で11月30日から開かれる第28回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP28)について、世界有数の産油国やエネルギー業界の幹部らが出席すると述べた。
ガイス氏は、気候に関心のあるエネルギー関係者は誰でもCOP28に出席すべきと指摘。当地で行われたエネルギー市場フォーラムで、「全ての声が議場に上がるよう願う。OPECを含め、石油業界はCOP28に出席する」と述べた。同氏も出席するという。
会議を控え、化石燃料から段階的に脱却するための協定を求める意見と、石炭や原油、天然ガスには温暖化物質の貯蔵技術を活用すれば果たす役割が引き続きあるとの意見が対立している。
ガイス氏は、原油やガスへの投資の即時停止を求めるのは間違った方向で、最終的に「エネルギーの混沌」につながるとの見解を示した。