Nicole Jao
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国時間の原油先物は、不安定な地合いの中、1%近く下落した。石油輸出国機構(OPEC)が加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の閣僚級会合を30日に延期すると発表したことを受け、世界の原油供給に関する懸念が高まった。
清算値は、北海ブレント先物が0.49ドル安の1バレル=81.96ドル。序盤には4%超下げ78.41ドルを付ける場面があった。米WTI先物は0.67ドル安の77.10ドル。一時5%超安の73.79ドルまで売られた。
BOKファイナンシャルのトレーディング担当シニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は、会合延期は今後数カ月間に産油国が増産する可能性があるとの懸念をあおったと述べた。