[シンガポール 5日 ロイター] - アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」の自主減産を巡り不透明感が漂う一方、中東情勢の緊張が続く中で供給懸念が高まっている。
北海ブレント先物は0.13ドル高の1バレル=78.16ドル、米WTI先物は0.18ドル高の73.22ドル。
CMCマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏は前日の原油相場について、OPECプラスの減産による影響に懐疑的な見方から下落し、ドル高も商品価格全般を圧迫したと指摘した。
OPECプラスは先週、2024年第1・四半期に日量約220万バレルの自主減産を実施することで合意した。
サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、必要であればOPECプラスの減産を来年第1・四半期以降も「絶対に」継続できると述べた。ブルームバーグが4日報じた。