[ベイルート 25日 ロイター] - イスラエルがシリア首都ダマスカス郊外で25日に行った空爆により、イラン革命防衛隊のサイード・ラジ・ムサビ上級軍事顧問が死亡した。3人の安全保障関係者とイランの国営メディアが伝えた。
関係者がロイターに語ったところでは、ムサビ氏はシリアとイランの軍事協力の調整役を務めていた。
イスラエル国防省の報道官は「中東におけるこれらの外国発の報道についてはコメントしない。イスラエル軍が国家安全保障上の利益を守るための任務を担っているのは間違いない」と述べた。
イランの国営テレビは通常のニュース放送を中断し、ムサビ氏の死亡を伝えた。
ダマスカス駐在のイラン大使は国営テレビで、ムサビ氏がイスラエルのミサイルで殺害されたと明かした。
イラン革命防衛隊は「強奪者で残忍なシオニスト体制はこの犯罪の代償を払うことになる」とイスラエルへの報復を示唆した。