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欧州市場サマリー(17日)

発行済 2009-08-18 04:08
EUR/JPY
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BP
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     1532GMT       14日

ユーロ/ドル   1.4078       1.4202

ドル/円    94.330       94.910

ユーロ/円   132.78       134.79

              17日終値     前営業日終値

株 FT100 4645.01(‐ 68.96) 4713.97

  クセトラDAX     5201.61(‐107.50)   5309.11

金 現物午後値決め 932.75   953.50  

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.170 (‐0.010)  0.405(0.387)

独連邦債2年物 1.368(1.340)

独連邦債10年物(9月限) 122.10 (+0.21) 3.299(3.327)

独連邦債30年物   3.986(4.009)

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 <為替> ユーロが対ドルで2週間ぶり安値をつけた。対円では1カ月ぶり安値付近ま

で下落している。米景気回復をめぐる懸念の高まりや世界株安を受けたリスク回避の動き

が見られる。安全資産として円が幅広く買われている。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。景気回復ペースをめぐる懸念から世界的に株安と

なる中、大型鉱山・石油・銀行株の下げが目立った。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は一日としては、7月2日以来の大幅な下落率とな

った。

 4─6月期の日本の実質国内総生産(GDP)がプラスとなったものの、事前予測に届

かなかったことや、前営業日に発表された米ミシガン大消費者信頼感指数の予想外の低下

を背景に、欧州・アジア市場は軟調となった。米株式市場もこれに追従した。

 金属相場が下落する中、鉱山株に利益確定の売りが出た。カザキミス、アント

ファガスタ、ロンミンが3.7─4.2%安。

 中国鋼鉄工業協会(CISA)は、豪鉄鉱石生産のフォーテスキュー・メタルズ・グル

ープと2009年下期の鉄鉱石価格について合意したと発表した。BHPビリト

とリオ・ティントがアジアの大手鉄鋼メーカーや中国

の一部メーカーと合意した33%よりも大幅な値下げとなっている。

 リオ・ティントはCISAとフォーテスキューの合意について、業界全体の価格を左右

するものではないとの見解を示した。

 リオ・ティントは4.7%安。週内に業績を発表する。  

 アングロ・アメリカンは5.6%安、エクストラータは5.5%安。エ

クストラータによるアングロ・アメリカン買収に関する報道を受けた動き。

 フレスニロは0.3%安。銀価格の下落を受け、上期利益が14%減となった。

ただ、通年の業績に関しては明るい見通しを維持した。

 リスク回避の動きから銀行株が売られた。HSBC、ロイズ・バンキング・グ

ループ、バークレイズ 、スタンダード・チャータード

1.9─4.5%安。

 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は2.7%安。英金融規

制当局が、RBSによるABNアムロ買収をめぐる調査を開始したことを明らかにした。

 原油価格が下落する中、石油株も安い。ケアン・エナジー、BGグループ

BP、ロイヤル・ダッチ・シェルは0.5─3.6%安。

 

 欧州株式市場は続落。2週間超ぶりの安値で引けた。これまでの上昇基調が経済データ

に裏付けられていないとの懸念を背景に利益確定の売りが出た。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は18.98ポイント(2.02%)

安の921.96と7月29日以来の安値で引けた。この日の下落率は7月2日以降で最

大となった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は65.62ポイント(2.46%)安

の2603.79。

 銀行株が下げの大半を占めた。サンタンデール、バークレイズ、クレ

ディ・スイス、HSBC、UBS、ウニクレディト

が1.9―3.8%下落した。

 ラング・アンド・シュワルツのストラテジスト、ジュゼッペグイド・アマト氏は「市場

は経済に先行し過ぎた」と指摘。「一つだけ良いことは金融機関の流動性と過少投資だ。

金融機関が投資を迫られる状況になっている」と述べた。

 この日は2つの明るいニュースが発表されたものの、前週14日に発表された8月の米

ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が予想外に低下したことが尾を引き、相場を圧迫

した。

 日本の内閣府が発表した2009年4―6月の実質国内総生産(GDP)がプラス成長

となり、主要7カ国(G7)のうちドイツ・フランスに次いで3番目にリセッション(景

気後退)を脱却した。

 また米ニューヨーク連銀が発表した8月のニューヨーク州製造業業況指数は予想を上回

るプラス12.08と、2008年4月以来初めてプラスに転じた。

 世界経済をめぐる懸念を背景に、米原油先物が2.5%超下落し1バレル=66

ドルを割り込んだ。金属価格も下落した。

 石油株はBP、ロイヤル・ダッチ・シェル、レプソル、トタ

、スタトイルハイドロが1―2.5%安となった。

 鉱山株もアングロ・アメリカン、アントファガスタ、BHPビリトン

を含め主要株が軒並み値下がりした。

 フォルクスワーゲン(VW)が9.9%安。ポルシェは3.1%

上昇した。

 <ユーロ圏債券> 続伸。独連邦債先物相場は1カ月ぶり高値をつけた。世界経済の回

復ペースを懸念する見方が広がるなか、リスク選好が低下、安全資産としての債券に買い

が入った。

 独連邦債がユーロ圏の高利回り国債をアウトパフォーム、双方の利回り格差は拡大した。

 4─6月期の日本の実質国内総生産(GDP)が5四半期ぶりにプラス成長に回復する

一方、米消費者信頼感は全般的にさえない状態で、世界経済のぜい弱さが意識されたとい

う。

 野村証券(ロンドン)の欧州金利戦略部長、チャールズ・ディーベル氏は「リスク市場

では上昇はかなり進み、息切れの状態に達しているとみられ、足元、調整局面にあるが、

そのことが債券相場に影響を与えている」と述べた。

 1520GMT時点で、独連邦債先物9月限は37ティック高の122.27。

一時122.34と7月13日以来の高値をつけた。

 独連邦債2年物利回りは4ベーシスポイント(bp)低下し1.307%。

同10年物利回りは約5bp低下し3.277%。

 8月のニューヨーク州製造業業況指数がプラス12.08と、2008年4月以来初め

てプラスになったことを受け、国債相場は一時的に伸び悩む場面も見られた。

 ロイターのデータによると、10年物のイタリア国債と独連邦債との利回

り格差は85bpと、8月初旬以来の水準に拡大した。

  

              [東京 18日 ロイター]

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