Curtis Williams
[ヒューストン 1日 ロイター] - LSEG(ロンドン証券取引所グループ)が1日公表した暫定統計によると、3月の米国の液化天然ガス(LNG)輸出は761万トンと、2月の773万トンから減少した。国内2位の液化天然ガス(LNG)輸出会社フリーポートLNGでの生産が依然として抑制されていることが背景。
フリーポートLNGは先月、同社が操業するプラントにある大規模な液化トレイン(生産施設)3基のうち1基で、電動機の修理作業を終えたと伝えていた。生産施設では、1カ月以上も稼働を引き下げ運転していた。しかし、さらに2基の生産施設が5月まで稼働停止する見込みで、今後も輸出は減少するとみられている。
LNGの主な輸出先は欧州で、3月は輸出全体の約57%(431万トン)を占めた。
このほか、アジア向けが33%(254万トン)と、2月の25%から増加。わずか17%だった1月実績から2倍になった。