Nicole Jao
[ニューヨーク 24日 ロイター] - 原油先物価格は24日、中東紛争を巡る懸念の緩和と、米国の企業活動の鈍化を受けて下落した。ただ、米国の原油在庫の減少により下落は抑制された。
清算値は、北海ブレント先物が0.40ドル(0.45%)安の1バレル=88.02ドル。一方、米WTI先物が0.55ドル(0.66%)安の82.81ドルとなった。
ゴールドマン・サックスのアナリストらはメモで、イランとイスラエルの緊張緩和が見込まれることで、今後数カ月で1バレル当たり5─10ドルの下落が予想されると指摘。同アナリストらは北海ブレント先物価格の上限を1バレル=90ドルと見積もっている。
米エネルギー情報局(EIA)によると、先週の米原油在庫は640万バレル減の4億5360万バレルとなり、ロイター予想の82万5000バレル増を大きく下回った。