1243GMT 21日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
24日終値 前営業日終値
株 FT100 4896.23(+45.34) 4850.89
クセトラDAX 5519.75(+57.01) 5462.74
金 現物午後値決め 951.50 952.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.190 (+0.005) 0.346(0.364)
独連邦債2年物 1.329(1.414)
独連邦債10年物(9月限) 122.29 (+0.26) 3.313(3.319)
独連邦債30年物 3.971(3.992)
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<為替> 円が全面安となっているほか、ドルも豪・ニュージーランドドルなどの資源
国通貨に対し下落している。力強い経済指標を手がかりにリスク選好の動きが高まり、世
界的に株高となっていることが背景。
<株式> ロンドン株式市場は5営業日続伸。10カ月半ぶり高値で引けた。前週のバ
ーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長発言などを手掛かりに景気回復ペースをめぐる
楽観的見方が広がり、世界的に株式が堅調となった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値で2008年10月3日以来の高水準となっ
た。ザラ場では4911.41をつける場面もあった。
21日の米連邦準備理事会(FRB)の経済政策シンポジウムでバーナンキ議長は、短
期的な成長への回復見通しは良好とみられるとの認識を示した。ただ、景気回復は当初比
較的ゆっくりとなる公算が大きいと述べた。
バークレイズ・ストックブローカーズのストラテジスト、ヘンク・ポッツ氏は「当局者
発言に加え、欧米の経済指標から安心感が広がり、リスク選好の改善につながった」と指
摘した。
6月のユーロ圏鉱工業受注は前月比3.1%増と3カ月ぶりにプラスに転じ、予想の
1.5%増を上回った。
米シカゴ地区連銀が発表した7月の全米活動指数(CFNAI)はマイナス0.74と
前月から改善し、2008年1月以来の高水準となった。
成長見通しの改善を背景に金属価格が上昇し、鉱山株も連れ高となった。ユーラシアン・
ナチュラル・リソーシス(ENRC)
シズ
銀行株の需要も高まった。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
りした。HSBC
英紙メール・オン・サンデーが23日、関係筋の話として、資産家クライブ・カウデリ
ー氏率いる投資会社レゾリューション
能性をめぐりロイズと交渉中と報じたことも、ロイズ株が買われる要因となった。レゾリ
ューションとロイズはいずれもコメントを控えている。
原油価格の上昇を受けて石油株も高い。BP
一方、BGグループ
ス
いなかったことを明らかにした。
欧州株式市場は続伸。銀行・鉱山株が買われ10カ月超ぶりの高値で引けた。底堅い経
済指標や一部中銀当局者の前向きな発言を受けて投資家のリスク許容度が高まった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は8.32ポイント(0.86%)高
の975.19。終値で2008年10月初旬以来の水準に上昇した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は32.72ポイント(1.19%)高
の2778.34。
銀行株の上げが目立った。DJユーロSTOXX欧州銀行株指数<.SX7P>は1.8%上
昇。年初からは52%上昇している。
スタンダード・チャータード
グループ
エテ・ジェネラル
この日発表された6月のユーロ圏鉱工業受注が予想を上回って増加し、市場心理の改善
に寄与した。21日に発表された7月の米中古住宅販売が07年8月以来の高水準となっ
たことや、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、世界的な経済成長の回
復に向けた見通しは短期的に良好とみられるとの認識を示したことも引き続き支援材料と
なった。
堅調な金属価格を背景に鉱山株も買われた。BHPビリトン
リカン
景気循環株に投資家の資金が移るなか、ディフェンシブ銘柄である医薬品株は軟調。グ
ラクソ・スミスクライン
ャイア
ノキア
にした。
<ユーロ圏債券> 横ばい。底堅い経済指標を受けて世界経済が回復に向かっていると
の見方が支援される一方、回復の持続性に対する懸念が売り圧力を和らげた。
6月のユーロ圏鉱工業受注とカナダ小売売上高が予想を上回ったほか、7月のシカゴ連
銀全米活動指数が前月から改善した。
こうしたなか、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウェーバー・ドイツ連銀総裁
は21日、経済回復の強さについて慎重な見解を示し、主要経済国の政策金利が当面は低
く抑えられるとの見方を支援した。
世界の株式市場が10カ月ぶりの水準に上昇するなかで、債券市場ではウェーバー総裁
の見解が手掛かりとなった。
1510GMT時点で、 独連邦債先物9月限
わらずの122.02。日中に一時およそ1週間ぶりの安値121.76をつけた後に値
を戻した。出来高はかろうじて40万枚と商いは薄かった。
独連邦債の利回りもほぼ変わらず。2年物
2・10年物の利回り格差は前営業日終盤の191ベーシスポイント(bp)付近から
196bpに拡大した。
スロベニアが約15億ユーロ規模の長期債入札を計画していると発表した。今週は米債
市場で1090億ドル規模の入札が実施されるほか、28日には約90億ユーロ規模のイ
タリア国債入札が予定されている。
スロバキアはこの日、4億6100万ユーロの4年債入札を実施。応札倍率は1.72
倍と、前回6月入札の1.55倍から改善した。
[東京 25日 ロイター]