[東京 2日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 123.07/09 1.0610/14 130.59/63 午前9時現在 122.90/92 1.0624/28 130.58/62 NY午後5時 122.89/90 1.0632/34 130.57/61
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル高/円 安の123円付近。正午過ぎに123円台を回復してからはイベント待ちの様相となり、 大きな動きは出なかった。
後場の日経平均株価は底堅く推移し、ドル/円は午後3時にかけて123.09円ま で上昇。この日の高値を付けた。ただ、上げの勢いはそれほど強くなかった。 市場からは「前日は東京時間の戻りが123.27円、海外時間の戻りが123.2 0円までだった。この水準になるとドル売りが出てきそうなので、よほど材料がないとイ ベント前に大きく上昇するのは難しそう」(国内金融機関)との声が出ていた。
海外時間には、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言や、ADP全米雇用 報告(ADP)などのイベントがある。ただ「本番は欧州中央銀行(ECB)理事会と米 雇用統計。イエレン氏の発言もサプライズがなさそう」(同)との見方が出ていた。
<1月税制改正控えた外債売却に伴う円買いも>
ドル/円は、朝方から仲値公示付近までは上値が重い状況が続いた。実需筋のフロー では売り買いが交錯していたといい、仲値通過後はじり高の展開となった。ドルの上昇は 、日経平均の下げ幅縮小とほぼ同じペースだったことから、海外短期筋の投機的なドル買 い/円売りが背景とみられる。
ドル/円の反発局面では、来年1月からの税制改正を控えた本邦投資家による外債売 却に伴うドル売り/円買いのフローも出やすいとの指摘も聞かれた。
(為替マーケットチーム)