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東京外為市場・15時=ドル123円付近、イベント待ちで上値追い慎重

発行済 2015-12-02 15:20
更新済 2015-12-02 15:30
東京外為市場・15時=ドル123円付近、イベント待ちで上値追い慎重

[東京 2日 ロイター] -                    ドル/円 JPY=   ユーロ/ドル EUR=   ユーロ/円 EURJPY=  午後3時現在 123.07/09 1.0610/14 130.59/63  午前9時現在 122.90/92 1.0624/28 130.58/62  NY午後5時 122.89/90 1.0632/34 130.57/61

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル高/円 安の123円付近。正午過ぎに123円台を回復してからはイベント待ちの様相となり、 大きな動きは出なかった。

後場の日経平均株価は底堅く推移し、ドル/円は午後3時にかけて123.09円ま で上昇。この日の高値を付けた。ただ、上げの勢いはそれほど強くなかった。 市場からは「前日は東京時間の戻りが123.27円、海外時間の戻りが123.2 0円までだった。この水準になるとドル売りが出てきそうなので、よほど材料がないとイ ベント前に大きく上昇するのは難しそう」(国内金融機関)との声が出ていた。

海外時間には、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言や、ADP全米雇用 報告(ADP)などのイベントがある。ただ「本番は欧州中央銀行(ECB)理事会と米 雇用統計。イエレン氏の発言もサプライズがなさそう」(同)との見方が出ていた。

<1月税制改正控えた外債売却に伴う円買いも>

ドル/円は、朝方から仲値公示付近までは上値が重い状況が続いた。実需筋のフロー では売り買いが交錯していたといい、仲値通過後はじり高の展開となった。ドルの上昇は 、日経平均の下げ幅縮小とほぼ同じペースだったことから、海外短期筋の投機的なドル買 い/円売りが背景とみられる。

ドル/円の反発局面では、来年1月からの税制改正を控えた本邦投資家による外債売 却に伴うドル売り/円買いのフローも出やすいとの指摘も聞かれた。

(為替マーケットチーム)

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