モスクワ発-コメルサント日刊紙が報じたところによると、世界有数のディーゼル海上輸出国であるロシアは、国内価格の上昇を受けてディーゼル輸出の停止を検討している。
主にパイプラインを通じて年間約3,500万トンのディーゼルを輸出している同国は、この燃料のほぼ4分の3が海外に輸送されているため、内圧に直面している。
ロシアは過去にもディーゼルの輸出を一時停止したことがあり、特に昨年秋の停止は再開まで約2週間続いた。さらに、ロシアはガソリンの輸出を規制しており、8月1日から輸出禁止を復活させる予定だ。
コメルサント紙が参照した情報筋によると、価格が急騰した場合、ディーゼルの輸出禁止が実施される可能性があるが、まだ明確な決定は下されていない。ロシア・エネルギー省は、この件に関してコメントを求めたが、即座の回答は得られなかった。
今回の事態は、世界の石油市場が変動する中、ロシアがエネルギー輸出戦略の調整を続けていることを受けたものだ。世界のディーゼル市場でロシアが大きな役割を果たしていることを考えると、この禁止措置は国際的なディーゼル供給に大きな影響を与える可能性がある。
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