ドル/円
午後3時現在 84.05/06 1.2795/99 107.53/58
正午現在 84.10/13 1.2791/95 107.58/65
午前9時現在 84.23/26 1.2758/63 107.47/52
NY17時現在 84.17/21 1.2677/83 106.70/75
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[東京 13日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時
点から下落して84円前半。午後3時過ぎに84円を割り込んだ。中国の8月指標が好調
だったことや新銀行規制「バーゼルIII」が予想の範囲内だったことを受けてリスクオン
地合いとなり、豪ドルが4カ月半ぶり高値をつけたほか、ユーロも買われた。
10、11日に発表された一連の8月の中国指標が全体に好調で、政府の抑制策と世界
経済の軟調さで中国経済が圧迫されるとの懸念が後退、ソフト・ランディング期待が高ま
ったことが豪ドルを押し上げた。「バーゼルIII」も事前予想の範囲内と受け止められ、
欧州のアキレス腱である金融セクターへの影響は限られるとの見方がユーロを支援した。
米国金利の上昇もあいまって地合いはリスクオンに振れ、アジア時間のスタートから豪ド
ルがマドを開けて上昇、一時0.9320ドルと、欧州リスクを織り込む前の4月30日
以来4カ月半ぶりの高値を更新。ユーロも堅調な推移となり、午後3時過ぎには1.28
28ドルと9月7日以来の高値をつけた。
リスクオン地合いのなかでドル/円も84円前半でスタート。しかし、その後はじりじ
りと売られて午後3時過ぎに84円を割り込んだ。
「ドル/円には目立った取引がない」(国内金融機関)なかで、「84円半ばから上に
は売りが多い」(セントラル短資FX執行役員、武田明久氏)ことで買いが入りにくいな
か、輸出企業の売りや個人投資家の利益確定売りなどが上値を押さえた。
「ユーロ/ドルの戻りの割にユーロ/円の戻りは鈍い。実需の売りがクロス円の頭を押
さえている」(国内金融機関)こともドル/円のサポートを弱らせた。逆にユーロ/ドル
の上昇によるドル売りがドル/円に波及したという。
<民主党代表選にらみ、円取引には様子見ムードも>
民主党の代表選を明日に控え、円の取引には様子見ムードも出てきているという。「小
沢首相の場合、国債増発によるばらまきリスクなどが意識されるため、反射的なディーラ
ー心理で円安に振れる可能性がありそうだ。円金利の悪い上昇を織り込む展開だ。菅首相
の場合は現状維持でドル/円に大きな変化はないだろう」(みずほコーポレート銀行マー
ケット・エコノミスト、唐鎌大輔氏)という。また、「菅首相より小沢首相のほうが介入
へのスタンスが強そうだ」(セントラル短資FX、武田氏)とみる声も出ており、小沢首
相なら円安との見方が広がっている。ただ、唐鎌氏は、反応は一時的なものにとどまると
予想。「小沢首相になったとしても、ドル/円は85円半ばまでか」とみている。
一方で「小沢首相で国債利回りが上昇するなら、日米金利差縮小で円高になる可能性も
ある。いずれにしろ、長続きはしないだろう。その後に発表される米小売売上高がよけれ
ば円安に反転する可能性もある」(国内金融機関)との見方も出ている。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net
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