[ロンドン 1日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は1日開催した実務者協議で、ロシアを石油生産協定から一時除外する案については議論しなかった。
6人の代表が、この案はOPECプラス内で議論されていないと述べた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は31日、ロシアの石油増産能力が西側諸国の制裁によって制限されていることを踏まえ、OPECメンバーの一角がロシアを石油生産協定から除外する案を検討していると報じていた。
OPECプラスは2日に閣僚協議を行う。
一方、ロシアのラブロフ外相は1日、訪問先のサウジアラビアで会見し、OPECプラスを通じた協力体制は今後も重要だとの認識を示し「OPECプラスによる協力の原則は、その意義と妥当性を保っている」と述べた。