[ドバイ 21日 ロイター] - 石油依存からの脱却を目指すサウジアラビアは21日、人工知能(AI)分野で先駆的な立場を築くことを狙った「データAI国家戦略(NSDAI)」を発表した。
NSDAIの下、2030年までに国内外から200億ドルの投資資金を受け入れることを目標としている。
NSDAIの陣頭指揮を執るサウジ・データAI庁(SDAIA)の首脳は、政府主催の「グロバールAIサミット」の開会式で、AI開発に向けた提携関係について今後明らかにする考えを示した。
この日公表された声明は「サウジアラビアは技術、政策・規制、投資、研究・イノベーション、協業体制などについて段階的・多角的な計画を実行する」としている。
サウジは現在、石油依然経済から多角的な経済構造へのシフトに向け、国家改革計画「ビジョン2030」の下で民間部門の発展と雇用の拡大を図っている。
SDAIA首脳はロイターに対し、今後10年間でデータおよびAIの専門家2000人を養成する計画だと語った。