[ジャカルタ 19日 ロイター] - インドネシアのルフット調整相(海事・投資担当)は19日、ジョコ大統領が来週、燃料価格の引き上げを発表する可能性があると述べた。
エネルギー補助金への支出を減らすことが狙い。
政府は原油高とルピア安に対応するため、今年のエネルギー補助金予算を3倍に引き上げ、502兆ルピア(338億2000万ドル)としている。
スリ財務相は年末まで燃料価格を据え置く場合、追加の予算が必要になる公算が大きいと表明。これを受けて、ジョコ大統領は今週、値上げを検討する方針を示していた。
ルフット調整相は国内大学の公開講義で「恐らく大統領は来週値上げを発表するだろう」とし、政府がインフレへの影響を測定する経済モデルを開発したことを明らかにした。
補助金付きガソリン価格は現在1リットル当たり7650ルピア(0.52ドル)で、政府によると、推定市場価格を約40%下回っている。
インドネシア中央銀行は、多額の補助金があるため、利上げを急ぐ必要はないとの見解を示していた。