金先物価格は本日夜に行われるECB理事会を前に重要な節目である1500ドルより上で推移しており、午後3時28分時点で0.08%高の1504.15となっている。
トレーダーは、ECBが政策金利を引き下げ、世界各国の中央銀行のように金融緩和政策を採ると予想している。
米連邦公開市場委員会(FOMC)も来週に開かれる予定となっている。 FRBは政策金利を「ゼロ」または「ゼロ以下」にすべきだとツイートしたトランプ大統領からの新たな圧力は、金価格にほとんど影響を与えなかった。
また、関税率引き上げの実施を2週間延期した米中関係の緊張緩和も、今日の金価格に影響しなかった。トランプ大統領は本日朝にツイッターで中国の劉副首相の要請によって「中華人民共和国が10月1日に70周年となることから、私たちは善意の印として、 10月1日から10月15日へと2,500億ドル相当の商品への関税の引き上げ(25%から30%)を延期する」と投稿した。
週初に中国は25%の追加関税から一部の米国製商品を外すと発表していた。中国と米国の閣僚級協議は10月にワシントンで行われる予定となっている。