22日のドル・円相場は、東京市場では100円10銭から100円72銭まで反発。
欧米市場でドルは100円93銭まで続伸し、100円76銭で取引を終えた。
本日23日のドル・円は、主に100円台後半で推移か。
欧米株高を意識してリスク回避的な円買いはある程度抑制される見込み。
22日の欧米株式は総じて強い動きを見せた。
米利上げペースの鈍化や欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の思惑が残されていることが株高につながったとの見方が多いようだ。
ただし、米連邦準備理事会(FRB)は12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの利上げを行う可能性は高いとみられており、ユーロ圏と米国の金利差拡大を意識したユーロ売り・米ドル買いは大きく後退しないとの声が聞かれている。
ところで、市場関係者の間では、日銀が21日発表した「長短金利操作付き量的・質的金融緩和策」は金融緩和策とは思えないとの意見が出ている。
日銀は長期金利を0%近辺で推移させることによって長短のイールドカーブ(利回り曲線)の過剰な平坦化を防ぐことを表明しているが、この行為は金融緩和策とは言えないとの見方が多い。
また、何らかの理由で10年債利回りが急激に低下した場合、利回り低下を防ぐために長期債の購入を大幅に減らすこともあり得る。
日銀の追加措置に対する市場の評価は定まっていないことから、市場関係者の一部はリスク選好的なドル買い・円売りがただちに広がる状況ではないとの声が聞かれている。
欧米市場でドルは100円93銭まで続伸し、100円76銭で取引を終えた。
本日23日のドル・円は、主に100円台後半で推移か。
欧米株高を意識してリスク回避的な円買いはある程度抑制される見込み。
22日の欧米株式は総じて強い動きを見せた。
米利上げペースの鈍化や欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の思惑が残されていることが株高につながったとの見方が多いようだ。
ただし、米連邦準備理事会(FRB)は12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの利上げを行う可能性は高いとみられており、ユーロ圏と米国の金利差拡大を意識したユーロ売り・米ドル買いは大きく後退しないとの声が聞かれている。
ところで、市場関係者の間では、日銀が21日発表した「長短金利操作付き量的・質的金融緩和策」は金融緩和策とは思えないとの意見が出ている。
日銀は長期金利を0%近辺で推移させることによって長短のイールドカーブ(利回り曲線)の過剰な平坦化を防ぐことを表明しているが、この行為は金融緩和策とは言えないとの見方が多い。
また、何らかの理由で10年債利回りが急激に低下した場合、利回り低下を防ぐために長期債の購入を大幅に減らすこともあり得る。
日銀の追加措置に対する市場の評価は定まっていないことから、市場関係者の一部はリスク選好的なドル買い・円売りがただちに広がる状況ではないとの声が聞かれている。