[パリ/ブリュッセル 19日 ロイター] - フランスの外交筋は、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)合意に残された時間は少なく、10月中旬の欧州理事会での合意とりまとめは遅すぎるとの認識を示した。
この外交筋は「時間がなくなりつつあり、10月中旬の欧州理事会で直接協議することはないだろう」と述べた。
マクロン仏大統領とフィンランドのリンネ首相は18日、パリで会談した。
フィンランドのメディアは、リンネ首相の発言を引用し、両首脳はジョンソン英首相に合意なしの離脱回避に向けた具体案を9月末までに示すべきとの見解で一致したと報じた。これは先月マクロン大統領とドイツのメルケル首相が伝えたメッセージだという。
フィンランドの通信社STTによると、リンネ首相はマクロン大統領との会談後、「もし(9月末までに)提案がなければ、それで終わりだ。かなり多くのEU首脳がわたしとマクロン大統領が一致した見解に同意すると思う」と述べた。