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BS11 Research Memo(1):「良質の番組作り」を通じて売上高の成長を目指す

発行済 2016-05-02 16:11
更新済 2016-05-02 16:33
BS11 Research Memo(1):「良質の番組作り」を通じて売上高の成長を目指す
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日本BS放送(BS11) (T:9414)は無料のBSデジタルハイビジョン放送「BS11(ビーエス・イレブン)」を運営する独立系BS放送局だ。
BS放送は地上波放送と比較して、放送衛星を介して全国の約4,000万世帯の視聴者に全時間帯において、同時に同一放送を提供できるという特長がある。
同社はこの特長を生かして高収益体質を実現している。
2016年8月期は同社にとってのターニングポイントになると弊社では考えている。
そう考える理由は「売上高の拡大」を経営における最重要課題とし、その実現のためにやるべきこととして「(良質の)番組作り」であることを明確にしたことだ。
広告収入増に向けてより直接的な施策と言える「番組作り」を経営の最優先課題に位置付けるということは、これまでにはなかったことだ。
同社は2016年8月期から2018年8月期までの3ヶ年中期経営計画を発表したが、その基本骨格は上述した「良質の番組作りによる売上高拡大の実現」だ。
業績目標として2018年8月期において売上高150億円という数値が掲げられている。
弊社はこの業績目標について、決して容易な目標ではないが達成可能性は十分にあると考えている。
2016年8月期は期初に投入した『尾上松也の古地図で謎解き!にっぽん探究』に加え、今4月の改編期には『報道ライブ INsideOUT』(メインキャスター:別所哲也)、『中畑清 熱血!スポーツ応援団』、『あのスターにもう一度逢いたい』などの自社制作の新番組を投入した。
ドラマでは、定評ある韓流ドラマに加え、独立系の強みを活かして日本テレビ系の『大都会』シリーズやフジテレビ系の『ショムニ』などのヒット作を導入した。
足元の業績は好調だ。
2016年8月期第2四半期は売上高が期初計画を48百万円上回って着地した。
これは新規の通販番組クライアントを獲得してタイム収入が予想よりも増加したためである。
既存の広告単価も主力の通販枠などで定期的な値上げが継続している。
今通期はほぼ会社予想の線での着地となる見込みだが、来期以降も自社制作番組に対するスポット広告の収入増などを通じて増収増益基調が続くと弊社では期待している。
■Check Point ・良質の番組提供による売上拡大を追求 ・「売上高150億円」を業績目標へ ・16/8期2Qは売上高が前年同期比12.5%増、四半期純利益が12.2%で着地 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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