月曜日、BMOキャピタルはリジェネロン・ファーマシューティカルズ株のアウトパフォーム・レーティングを据え置き、目標株価を1,082ドルとした。
米国食品医薬品局（FDA）が、慢性閉塞性肺疾患（COPD）治療におけるデュピクセントの承認申請について、BOREAS試験とNOTUS試験から得られた新たなデータを重要な修正とみなすと決定したことを受けたもの。
この決定により、PDUFA（Prescription Drug User Fee Act：処方薬ユーザーフィー法）のゴールデイトは約3ヶ月遅れ、2024年9月27日となった。
BMOキャピタルのアナリストは、デュピクセントの承認手続きの遅れは、市場開始時のリジェネロンの株価に若干の影響を与えるかもしれないが、薬の効能についてはコメントしないと考えられると指摘した。デュピクセントはリジェネロン社にとってすでに大きな収益源となっており、COPD治療薬としての売上高は29億ドルに達すると推定されている。
今回の延期発表は、欧州の医薬品委員会（CHMP）がデュピクセントの有効性に肯定的な見解を示したことを受けたもので、デュピクセントの有効性に対する信頼が強調されたものである。延期にもかかわらず、アナリストのリジェネロン社に対する見通しは、デュピクセントの市場での継続的な成功への期待を反映し、依然としてポジティブである。
NASDAQ:REGNに上場しているリジェネロン・ファーマシューティカルズは、既存および将来の市場におけるデュピクセントの好調な業績と可能性を考慮すれば、この延期を大きな問題なく乗り切れると予想される。アナリストによるアウトパフォームのレーティングと目標株価の再表示は、短期的な規制の遅れにもかかわらず、同社の長期的な価値提案に対する自信を示唆している。
インベスティングプロの洞察
リジェネロン・ファーマシューティカルズ（NASDAQ:REGN）は、投資家やアナリストの注目を集め続けている。InvestingProのデータによると、同社は1,069億ドルの強固な時価総額と25.23の調整後PERを誇っており、収益能力に対する投資家の信頼を反映している。2024年第1四半期時点の過去12ヶ月間の売上高成長率は5.9%で、リジェネロンの財務健全性は安定しており、効率的な運営を示す51.31%の売上総利益率に支えられている。
InvestingProのTipsは、リジェネロンの経営陣が自社株買いに積極的に取り組んでいることを強調している。さらに、同社はバイオテクノロジー業界で著名なプレーヤーとして認知されており、利払いを十分に賄えるキャッシュフローと、短期債務を上回る流動資産を有している。これらの要因は、適度な負債水準と相まって、リジェネロンの強固な財務基盤となっている。
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