サンフランシスコ - PagerDuty Inc.（NYSE:PD）は、同社のPagerDuty Operations Cloudと、AIデータクラウド企業であるSnowflake社の新しい観測可能性機能セットであるSnowflake Trailとの統合を発表した。この連携は、インシデントをプロアクティブに管理することで、長期的なオペレーションの回復力を向上させることを目的としています。
この統合は、OpenTelemetryとオープンスタンダードを活用し、開発者が様々な観測可能性とアラートプラットフォームと接続できるようにします。PagerDutyのインシデント管理プラットフォームとSnowflakeの機能を組み合わせることで、チームはデータインフラや品質、AI運用に関する問題を迅速に特定して対処し、ソフトウェアコストをより効率的に管理できる。
PagerDutyのパートナーシップ担当バイスプレジデントであるジュリア・ファーレ氏は、データ運用上の問題のトリアージやリアルタイムコミュニケーションなど、プロアクティブなデジタル運用管理戦略の重要性を強調した。彼女は、Snowflakeとの統合の拡大により、組織はデータ運用を強化し、データ・インフラの可能性を最大限に実現することができると述べた。
PagerDutyオペレーション・クラウドは、破壊的なイベントを自動的に検出・診断し、適切なチームメンバーを動員し、組織のデジタルオペレーション全体のインフラとワークフローを自動化するように設計されている。組織は、Snowflake Trailとともにこのクラウド・サービスを活用することで、運用効率の向上、ダウンタイムの削減、主要指標に関する利害関係者との効果的なリアルタイム・コミュニケーションの維持を目指している。
Snowflakeのアプリケーション・開発者プラットフォーム責任者であるJeff Hollan氏は、組織が重要なシステムに取り込まれる前にデータ品質の問題をプロアクティブに特定し、インシデントとしてアラートのフラグを立てやすくし、より効率的に運用できるようにするというパートナーシップの目標を強調した。
PagerDutyのCIOであるエリック・ジョンソンとSnowflakeのCIO兼データオフィサーであるサニー・ベディは、2024年6月5日（水）に開催されるSnowflake's Data Cloud Summitでパートナーシップの詳細について話し合う予定です。
デジタル・オペレーション管理のリーダーとして知られるPagerDutyは、AIOps、オートメーション、カスタマーサービス・オペレーション、インシデント管理を生成的AIアシスタントと組み合わせたPagerDutyオペレーション・クラウドで、フォーチュン500およびフォーチュン100の相当数の企業をサポートしている。
このニュースはPagerDutyのプレスリリースに基づくものです。
InvestingProの洞察
PagerDuty Inc. (NYSE:PD)は、経営陣の積極的な自社株買い戦略が示すように、株主価値の向上に積極的な姿勢を示している。これは、スノーフレークとの戦略的統合による事業回復力の向上と足並みを揃えた、同社の将来展望に対する強い自信の表れである。
財務の健全性という観点から見ると、PagerDutyは貸借対照表上、負債よりも現金の方が多いという強固なポジションを維持している。このような流動性は、Snowflakeとの提携のような革新的なコラボレーションへの投資を続ける同社にとって極めて重要であり、事業を効果的に管理し成長させるための財務的柔軟性を確保している。
InvestingProのデータ指標は、PagerDutyの成長軌道に対する前向きな見通しを明らかにしている。アナリストは同社の業績について楽観的で、純利益は今年伸びると予想されている。さらに、PagerDutyの経営戦略と市場での地位に対する自信を反映し、4人のアナリストが来期の業績を上方修正しています。
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