カリフォルニア州アーバイン発-グローバル・コンサルティング・ファームであるリソース・コネクション社（NASDAQ:RGP）は、ロジャー・カーライル氏を月曜日付で取締役に任命したことを発表した。カーライル氏の就任により、取締役会のメンバーは11名に拡大する。また、報酬委員会およびコーポレート・ガバナンス・指名委員会の委員も務める。
カーライル氏は、アンクラ・コンサルティング・グループLLCを設立・率い、在任中に収益と従業員数を大幅に増加させるなど、人材業界で35年以上の経験を持つ。FTI Consulting, Inc. (NYSE:FCN)での様々なリーダー職や、KPMG、PwC、Deloitteでの経験もある。
ケイト・W．RGPの最高経営責任者（CEO）であるケイト・W・デュシェーン氏は、グローバルビジネスの拡大と変革のリーダーとしての実績を挙げ、同社の成長と変革に貢献するカーライル氏の能力に信頼を寄せている。取締役会会長のドナルド・B・マレーは、カーライルの20年にわたる経営幹部としての経験を、RGPの事業にとって貴重な財産であると強調した。
フォーブス誌で「2024年アメリカで最も優れた経営コンサルティング会社」の1社に選ばれたRGPは、プロジェクト遂行サービスの提供を専門とし、フォーチュン100社の88％にサービスを提供している。RGPは、労働力における柔軟性と敏捷性の必要性に取り組んでおり、そのような特性が好まれる現在の市場動向に合致している。
RGPのクライアント・エンゲージメントと人材提供モデルは、特に変革期や規制改革期など、変化する企業のニーズに迅速に対応できるよう設計されている。RGPは世界中に約3,600人のプロフェッショナルを擁し、複数のバーチャルオフィスに加え、38の実店舗を構えている。
インベスティング・プロの洞察
ロジャー・カーライル氏がリソース・コネクション社（NASDAQ:RGP）の取締役に就任することが発表された後も、同社の財務の健全性と市場パフォーマンスは投資家にとって重要な関心事となっています。時価総額は約3億8,101万ドル、PERは16.81倍で、RGPは厳しい市場環境の中を進んでいる。
InvestingProのデータによると、RGPは2024年第3四半期時点で過去12ヵ月間に17.22%の減収を経験しており、同社が直面している逆風を反映している。にもかかわらず、RGPの売上総利益率は39.19%と報告されており、厳しい時代にも収益性を維持する能力を示している。さらに、RGPの配当利回りは4.96%と際立って高く、15年連続で配当を維持しており、株主への価値還元へのコミットメントを示す指標となっている。
InvestingProのヒントは、RGPがバランスシート上で負債よりも多くの現金を保有していることを強調しており、これは財務の安定性を示すポジティブな兆候である。しかし、2人のアナリストが来期の業績を下方修正し、今期は減収が見込まれている点にも注意が必要だ。投資家は、同社の将来性を検討する際、これらの要因を考慮する必要がある。
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